どん底に落とすのも、どん底から救い上げるのも。

   競馬は負けることも前提。やる限り絶対勝ち続けることはない。ほんのちょっとの掛け違いで、負が続くときがある。余裕のあった資金がどんどん減っていく。いや悪いときは減っていくことなんか気づかない。ふと、残高を見て、ドーンとどん底に突き落とされるのだ。ああ、あのお金があれば、あれもこれもできたのに...と。

   ここで自分に問う。もうやめるか...と。ここまで来て、競馬、ギャンブルは人をさらに破滅へと導く。必ず、エサをまいてくる。そのエサに食らいつくのだ。大切なことは、わかった上で、とぼけてエサに食らいつく。今までの負けをチャラにする勝ち方をさせてくれる。どん底から一気に救い上げられる。

   ここ1カ月はこれを繰り返していた。どん底からの万馬券。買い方、考え方は変えていない。別に鍛えられたくもないのに、ホント、精神的に鍛えられた。

   ふりかえる。狙うレースの過去5年の成績。大切なのは直近からの過去4年分。今年の結果と過去4年分を合わせて、5年間分と考える。必ず共通点がある。